女優から編集者へと転身した井上希美(いのうえのぞみ)さん。
現在彼女は株式会社幻冬舎コミックスで編集者として活躍しています。
実際、彼女が手がけた本が大変好評で、即重版となった作品もあります。
この記事では、井上希美さんのこれまでの歩みと、編集者としての新たな挑戦についてご紹介します。
井上希美の女優時代の経歴
朝ドラなどに出演した井上希美さんのプロフィールをご紹介します。
井上希美さんは1992年に兵庫県神戸市で生まれました。
彼女のこれからの生き方に大きくかかわるのが、高校時代に出会った朗読でした。
学生時代には、NHK杯全国高校放送コンテストで県大会優勝という輝かしい実績を残し、物語に携わる道を志すようになります。
高校卒業後、彼女は上京し、8年間にわたり俳優として活動しました。
劇団四季に入団し、ミュージカル『美女と野獣』のベル役などを経験。
2017年に劇団四季を退団したあとは、テレビ朝日『やすらぎの刻~道』の根来信子役で連続ドラマに初出演。
NHK連続テレビ小説『エール』では、芸者出身の歌手・藤丸役を演じました。
2022年に俳優業を引退した井上さんですが、彼女の新たな挑戦はまだ始まったばかりです。
編集者としての新たな挑戦
俳優業を引退した井上希美さんは、2022年4月から出版社「株式会社幻冬舎コミックス」にて編集者としてのキャリアをスタートさせました。
現在、連載漫画やコミックエッセイ、小説など幅広いジャンルを担当しています。
初めて企画したコミックエッセイであるusaoさん著『はじめましてあかちゃん 赤ちゃんより泣いちゃう母親の絵日記』は、発売後すぐに重版が決まるほどの大ヒットを記録しています。
読者からは共感と感動の声が寄せられており、井上さんの編集者としての手腕が高く評価されています。
これからの目標の一つは、自身が出演していた『やすらぎの刻』昭和編の漫画化です。
俳優としての経験を生かし、物語を紡ぐ仕事に取り組む彼女は、これからも多くの読者に感動を届けることでしょう。
井上希美さんが編集者に転身した理由
井上希美さんが俳優から編集者へと転身した背景には、2020年のステイホーム期間が影響しています。
この時期、「エンタメは不要不急」というムードが高まり、井上さんは自分の仕事についてあらためて考えるようになります。
その結果「誰かを直接支えられる人になりたい」と考えるようになり、俳優業から離れる決断をしました。
しかし、俳優をやめても「物語を伝える」仕事をしたいと考えた井上さん。
そのとき彼女が思い浮かべたのは、小学生の頃から大好きだった漫画でした。
井上さんにとって、物語は生きる力を与えてくれる重要な存在でした。そんな本を作りたいと思ったものの、物語を生み出す力は自分にはないと感じ、編集者として誰かに物語を届ける道を選んだのです。
出版社の採用試験や面接で何度も不合格を経験しながらも、2022年4月、ついに編集者としての第一歩を踏み出しました。
井上希美と田村良太の結婚
井上希美さんは、2023年8月22日に俳優で映像クリエイターの田村良太さんと結婚したことをSNSを通じて発表しました。
— いのうえ / nozomi inoue (@Nozomi_Inoue) August 22, 2024
田村良太さんは、ミュージカル『レ・ミゼラブル』などで活躍する実力派俳優であり、二人は井上さんがまだ俳優業をしていたころに出会ったとのことです。
まとめ
井上希美さんは、女優として活躍した後、編集者として新たな道を歩み始めました。
彼女が手がけた本が好評を博していることからも、彼女の「物語」に対する深い理解と情熱が読者に伝わっていることがわかります。
今後も彼女が編集者としての井上希美さんの活躍が楽しみですね。