2024年8月27日現在、「非常に強い」台風10号が日本に接近中です。
この台風のニュースで、2018年9月の台風21号が再びとりあげられています。
今回は、2018年9月の台風21号と2024年の台風10号の強さを比較し、どちらがより強いのかを調べました。
結論として、2024年の台風10号は現時点では2018年の台風21号とほぼ同等の強さですが、今後さらに強くなる可能性があるため、警戒が必要です。
このことや、台風の強さの基準について詳しく見ていきたいと思います。
現状の確認は、こまめに情報更新している信頼性の高い情報サイトをチェックしてください!
下に台風情報サイトのリンク集を載せています。
台風10号は2018年の台風21号と進路が似ている
【強い勢力】「台風10号」発達のピークで接近・上陸か、最大瞬間風速60メートル予想https://t.co/Ic4M90GLJn
— ライブドアニュース (@livedoornews) August 24, 2024
今回の台風10号の進路や強さと似ているのが、2018年に関西国際空港を襲った台風21号。暴風でタンカーが関空の連絡橋に衝突するなど大きな影響がでた。この土日に、早めの備えを。 pic.twitter.com/cwwQc3Z01r
「強い」勢力のまま日本列島を直撃するとみられる台風10号。
報道機関では「過去に上陸した類似した台風では、暴風や大雨で被害も出ている」として注意を促しています。
その類似した台風が、2018年9月に関西国際空港が孤立したあの台風21号です。
関空の連絡橋が壊れてしまった映像が、記憶に鮮明に残っている方も多いのではないでしょうか?
台風の強さの基準とは?
まず、台風の強さを判断するための基準について少し触れておきましょう。
台風の強さは、主にヘクトパスカル(hPa)であらわされる「中心気圧」とm/sであらわされる「最大風速」によって決まります。
中心気圧が低ければ低いほど、台風は強くなり、その影響も大きくなるのです。
また、台風のニュースでよく耳にする「猛烈な台風」や「非常に強い台風」といった表現は、この最大風速によって区分されています。
こちらの記事でも台風の強さについて解説しています
例えば、中心気圧が950hPaで最大風速が45m/sの台風は「非常に強い台風」とされますが、この風速が54m/sを超えると「猛烈な台風」と呼ばれます。
ですので、風速や気圧の数値に注目することで、台風の強さを理解することができます。
2018年9月の台風21号の強さ
台風で会社や学校休みかも!って喜んでいる方へ。ここで同時期の平成30年台風21号の被害を見てみましょう。
— 無職さん@令和3年に退職した元銀行員 (@100dayretire) August 27, 2024
・街路樹が倒れる
・電柱が倒れる
・信号機が倒れる
・車が風で飛ぶ
・タンカーが橋桁に衝突し関空孤立
・200万世帯停電
皆さん、もう忘れちゃいましたか? pic.twitter.com/5P0Dw0rngv
2018年9月の台風21号は、多くの方々の記憶に残るほどの猛威を振るいました。
8月30日15時の時点では、台風はまだ海上にあり、中心気圧は950hPa、最大風速は45m/s、進行速度は時速20kmという状態でした。
しかし、翌日には中心気圧が915hPaまで低下し、最大風速は55m/sに達し、「猛烈な台風」へと成長しました。
その後、9月4日12時には日本に上陸。中心気圧は950hPaとなり少しだけ戻ったものの、最大風速45m/sの「非常に強い勢力」のまま上陸しました。
関西空港で観測された最大瞬間風速は58.1m/sで、強風による被害は甚大でした。
車が横転し、電柱が倒れるなどの影響が広範囲で見られ、特に関西エリアでは観測史上1位の強風が各地で記録されました。
台風10号の強さとその比較
では、2024年の台風10号はどうでしょうか?
8月27日14時の時点での情報では、中心気圧は950hPa、最大風速は45m/sとなっており、これは2018年9月の台風21号が上陸した際と同じ数値です。
しかし、最大瞬間風速は60m/sで、中心から半径95キロ以内では風速25m/s以上の暴風が吹いています。
さらに、これからの予測では最大瞬間風速が70m/sに達する可能性もあり、2018年の台風21号を超える強風となるかもしれません。
2018年の関西空港での最大瞬間風速は58.1…今回の台風10号は70になるかも⁈
これは非常に危険な状況であり、台風10号がこれからどのように発展するのか注視する必要があります。
台風情報リンク集
台風10号がこれからどうなっていくのか知るには、信頼度の高い情報源をこまめにチェックしていくのがいちばん!
台風情報が詳しく見られるサイトをいくつかご紹介します。
気象庁の台風情報
台風の情報(進路予測情報、位置情報、暴風域に入る確率等)を地図表示で確認できます。
いきなり天気図がバーンと出てくるので、見やすさ的にはどうなのかなあ…
日本気象協会のtenki.jpの台風情報
天気図・解説・今日の日本各地のアメダスの記録などがパッとわかります。
「Yahoo!天気・災害」の「台風情報」
天気図・解説・警戒が必要な時間帯・予想降水量などが見られます。
鉄道情報・フライト情報も見られます。
NHK台風情報
リンクから全国のライブカメラを見たり、備えについての記事などが見られます。
NHK「天気・防災」の「全国の警報・注意報」
全国各地の警報・注意報が確認できます。
自宅のまわりだけでなく、遠くの友人宅や実家の地域の確認などに便利ですね。
日本気象協会「台風接近、上陸時に避難するときは」
台風のときの避難のタイミングや適切な服装、注意点などが書いてあります。
まとめ
結論として、2024年の台風10号は2024年8月27日時点では2018年の台風21号とほぼ同等の強さですが、今後さらに強くなる可能性があるため、警戒が必要です。
台風の接近に備え、早めの準備を心がけ、安全を確保することが最も重要です。
皆さんも台風情報をこまめにチェックし、安全な場所で過ごすようにしてください。
このブログでは、ほかにも天気についての記事があります。