選挙で使われる投票用紙、あの独特な触り心地に一度は興味を持ったことがある方も多いのではないでしょうか。
つるつるした表面で書きやすく、耐水性があるように見える不思議な紙――あれには「ユポ紙(ユポ)」という名前があるんです。
今回は、このユポ紙の特徴やどこで購入できるかを解説します。
投票用紙の正体は「ユポ紙」!その特徴とは?
投票用紙のあの独特な感触、実は「ユポ紙」と呼ばれる素材が使われています。
「ユポ紙」と書いていますが正式名称は「ユポ」です。
ユポ紙はどこで買える?
あのユポ紙は、個人でも購入することができます。
例えば、耐水ノートや耐水メモとしてユポ紙が使用されている商品は一般的に販売されています。
また、ノート状ではなく、A4サイズの無地のユポ紙やロール紙も、楽天などのネット通販サイトで手に入ります。
ユポ紙のくわしい特徴
ユポ紙は厳密には普通の紙ではなく、ポリプロピレンを主原料としたプラスチックフィルムの一種。
東京の合成紙メーカー「ユポ・コーポレーション」が開発し、耐水性や耐久性に優れた特殊な「紙」として知られています。
ユポ紙は破れにくく、折っても自然に開くため、選挙での使用にぴったりなんです。
また、油性ボールペンや鉛筆など、さまざまな筆記具での書き味も滑らかで、まるで一度触れるとクセになるかのような不思議な魅力があります。
ユポ紙が選挙に使われるようになった理由
ユポ紙が投票用紙として使われ始めたのは1980年代。その後、衆院選や参院選などの国政選挙にも採用が広がりました。
ユポ・コーポレーションとムサシの二社は、ユポをベースにした投票用紙「テラック投票用紙BPコート110」を共同開発しました。
この紙は1986年に知事選、1989年には国政選挙用として、全国の選挙で使われるようになったのです。
2012年の衆院選以降、47都道府県全てでユポ製の投票用紙が使用されています。
まとめ
選挙の場で使われる「ユポ紙」には、実は多くの工夫と歴史が詰まっています。
もしその独特な書き心地に惹かれたなら、ぜひ耐水ノートやネット通販で手に入る無地のユポ紙を試してみてください。
ちょっとしたメモやアウトドアでの利用にも役立つユポ紙、日常の新しいアイテムとして取り入れてみるのも面白いかもしれませんね。