みなさんは「ずんだもん」というかわいらしいキャラクターをご存じですか?
最近「ずんだもん」から派生した「ずんだどん」というキャラクターが登場して話題になっています。
この記事では、『ずんだどん』が何者で、どのように誕生したのか、そのユニークな経緯を詳しくご紹介します!
ずんだもんとは?
まずは元祖である「ずんだもん」についておさらいしましょう。
ずんだもんは、江戸村ににこさんがデザインした東北地方のマスコットキャラクターです。
宮城県仙台地方のご当地お菓子「ずんだ餅」をイメージした緑色の髪の毛と緑のサロペット姿が特徴で、小柄で愛らしい見た目が魅力です。
語尾に「~(な)のだ」がつく喋り方も特徴的です。
忘れる前に#ずんせか#ずんだもん#お使いの端末から pic.twitter.com/5K8h5KkxRg
— 🧩ずんだもん世界化計画🧩 (@zundamonsekaika) December 9, 2024
『ずんだどん』の正体とは?
一方で、「ずんだどん」はずんだもんのパロディとしてうまれた非公式キャラクターです。
身長198センチ、体重160キロという巨漢で、36歳という設定。
ずんだもんはずんだの妖精ですが、ずんだどんは妖怪。
和服姿で雪駄を履き、威圧感のある外見をしています。
「めしを食うでごわす!」と怒鳴りながら他人の家に上がり込み、冷蔵庫の中身を食べていく、インパクトありありなキャラクターです。
『ずんだどん』誕生の経緯
『ずんだどん』の誕生は、X(旧ツイッター)での投稿がきっかけでした。
「メキシカン忍者𓆏霧隠サブロー」さんがずんだもんの偽プロフィールを投稿したのがスタート。
ずんだもんは身長198㌢体重160㌔の36歳の巨漢で、和服姿に長髪を後ろで束ね、雪駄履きでごはんの入ったおけを抱えて「めしを食うでごわす!!」と怒鳴り散らしながら他人の家に勝手にあがりこみ冷蔵庫の中身などをおかずにめしを食って帰っていく妖怪の一種。妖怪なので警察も手が出せない。
— メキシカン忍者𓆏霧隠サブロー (@combatzandig) April 1, 2024
その投稿を見た「味噌グラム」さんがイラストを描き、巨漢の姿が形になりました。
ずんだもん pic.twitter.com/pTw6JzfDVL
— 味噌グラム (@misogram) July 22, 2024
さらに、GoogleのAIがこの偽プロフィールを採用してしまい、「ずんだもん 公式身長」で検索すると、「身長198センチ、体重160キロ・・・」と出てくる珍事が発生。
ずんだもんの身長調べようとしたら絶対違うやつ出てきた… pic.twitter.com/0fXEMbVwJB
— 赤島 (@akazhima) December 3, 2024
この出来事がきっかけで、巨漢バージョンのずんだもんは広く知られるようになり、『ずんだどん』と呼ばれるようになったのです。
こんなのずんだもんじゃない、ずんだどんや!!
— ののまる (@nonomaru116) December 6, 2024
ごわすとか言ってるし、ぜったい仙台じゃなくて薩摩川内だろ!!w
「ずんだどん」とずんだもんの共演イラストも生まれています。
好きすぎて描いた
— minato.⭐️ (@minato_x3710) December 10, 2024
ずんだもん&ずんだどん
とぐろ兄弟みたいな体格差いい… https://t.co/4SJvggYQM2 pic.twitter.com/0yX7aPOrzR
ずんだどん進化まとめ pic.twitter.com/orYrpDOlEC
— mumu (@mumu_314112) December 10, 2024
2024年末のコミケでは、ずんだどんのコスプレをする人も登場しました。
再現度高すぎてw#C105コスプレ #C105_cos pic.twitter.com/xEs2R5z8SR
— 海銅レオ@BS🔜コミケとな両日 (@BestScore_Reo) December 29, 2024
ずんだもん公式の反応
ずんだもん公式はキャラクターの利用について比較的自由度が高く、「イメージが極端に悪くなるものでなければOK」としています。
『ずんだどん』についてのハッキリした言及はないものの、12月9日には「どんどんやってください」と公式アカウントが投稿しています。
イラストの改変ですが、うちはもともとこんな感じなのでどんどんやってください(ず∩・ω・∩だ) pic.twitter.com/ItusmCJlKK
— 東北ずん子🫛ずんだもん🫛公式 (@t_zunko) December 8, 2024
このことから『ずんだどん』について肯定的な態度であることがうかがえます。
ただ、公式素材を使用するさいはしっかりと規約や利用手引などを確認するようにしましょう。